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初対面〜イメージと現実のギャップ〜

遊びに来る事になったトフィーさんを空港のロビーで出迎えるべく、わたしは自動ドアの奥を見つめていた。
出会ってから、今まで数え切れないほど言葉を交わして来たが、会うのはこれが初めてだ。

飛行機の到着時刻が15分ほど遅れ、わたしは雪見大福2つをペロッと平らげてしまった。
一つはトフィーさんにあげようと思っていたのになあ。
心の中でつぶやいて、我慢できなかった自分を、遅れた飛行機のせいにして甘やかす。

「分かりやすいようにアジの干物(生)色の帽子かぶっていくねー!」
事前にそんなやり取りをしていた事を思い出しながら、わたしはベレー帽をかぶり直し、短くした前髪を整えた。

少ししてアナウンスが飛行機の到着を知らせ、自動ドアから吐き出された旅行者達は、出迎えてくれた見知った顔に、思い思いに手を振っていく。
それをぼんやりと眺めていたわたしの目の端に、また一人手を振る人影がうつる。
赤いロングスカートを、掌と同じようにひらひらと揺らしながら、彼女はわたしに向かって微笑んだ。
トフィーさんだ!

立ち上がって、思わず駆け寄る。
「遠くまでお疲れ様。ようこそ!」
「迎えありがとうね」
そう言ってトフィーさんの眼鏡の奥の瞳がくるりと光った。


なっちゃん割とイメージ通りなんだけど。わたしはすぐ分かった?」
そう聞かれて、わたしは少し興奮気味に答えた。
「それが手え振られるまで気づかんかったんよ〜。わたしな、もっとすごい巨漢の人が来ると思っとったん」

 

し つ れ い な !!

 

だってトフィーさんが事前に、リバウンドして今、史上最大規模トフィーだって言うから……。

失礼なわたしをたしなめることもなく、
「わろろwwwwwwハードル上げといて良かったwwwwww」
いつもと変わらない様子で返してくれたトフィーさんが輝いて見えた出会い編でした!(笑)

 

(あれ?巨漢の「漢」って男って意味よね……。

まぁいっか!!)

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道中の人間観察に関する会話は追って公開していきますのでお楽しみに!

【次回予告】
次回更新は10月30日(日)
干物女の恋愛事情~トフィー編~」
道中の会話を対談形式で切り取って、なつめがお届けします。

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