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サプライズ好き嫌いのナゼ?と成功するサプライズとは

クリスマス、誕生日、バレンタインとリア充イベントの多い季節となりました。(誕生日はわたしだけかも……。)
この時期にサプライズイベントをする側になったり、される側になったりする方も多いことと思います。今回は「サプライズイベントやっちゃって大丈夫?」について考えようと思います。

まず、あなたはサプライズされるのが好きですか?という質問でアンケートを実施しました。その回答がこちら。

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予想通りサプライズされるのが好きな方が多数派という結果に!この結果を見ると、サプライズやっちゃって大丈夫そうですね。
では、人はなぜサプライズされると嬉しいのでしょうか。

サプライズを嬉しいと感じる理由

心理学的に言うとサプライズには「ゲインロス効果」なるものが使われているそうです。
「ゲインロス効果」とは、一定してポジティブな情報を受け取る場合より、低から高へ上昇するパターンの情報を受け取る場合のほうが、影響力が大きくなる心理的効果を指しています。
つまり、最初にマイナスの印象を与えておいてから、プラスの印象を与えた方が、好印象を抱いたり、満足度を高めたりしやすくなるという効果の事です。

例えば、相手が記念日を忘れていて、プレゼントも何も用意していないとします。これに対して人はマイナスの印象を抱きます。
ところが、実は忘れているフリをしていただけで、豪華なディナーと素敵なプレゼントが用意されていたとしたら、最初のマイナスの印象はいっきにプラスの印象へと変化します。このマイナスからプラスへの振り幅が大きい程、人は大きな喜びを抱きやすいという事のようです。この理論からすると、最初からディナーとプレゼントが用意されている事を知っていた場合(一定してポジティブな情報を受け取る場合)に比べ、サプライズをされた時の方がその喜びが大きくなりやすいと言えます。

ではここで、実際にサプライズされるのが好きと答えた方に意見を聞いてみましょう。

Iさん  10代 男性
みんなが自分のために色々考えてくれたんだ、それだけ自分のことを大切に思ってくれてるんだって実感できるのが嬉しいですし、その人のために自分も頑張ろうって思えるから好きです!

 難しい事は抜きにして、相手が自分の事を考えて、企画してくれたりプレゼントを用意してくれたりしたと思うと嬉しいですよね。
サプライズの場合、普通にお祝いする場合と比べて、準備段階でより多くの労力や時間がかかっている場合がほとんどなので、単純にそれだけ頑張って準備してくれた事を嬉しいと感じる方は多いようです。

サプライズ反対派の意見

しかし、ここで見過ごしてはいけないのが、約3割の方が、サプライズされるのが「どちらかと言うと嫌い」と答えているという事実!
ここに目を向けると、サプライズやっちゃって大丈夫と言い切れない気も……。

では、サプライズ苦手な方の意見にも耳を傾けてみましょう。

Rさん  30代  男性
種類によるかも。大掛かりなんはちょっと……と思ってます。

 おっとおっとおっと!
たった今、「サプライズは、準備段階でより多くの労力や時間がかかっているので、それを嬉しいと感じる人が多い」と言ってしまったばかりなのに、正反対の意見が出て来てしまいました。多くの労力や時間をかけられる事を嬉しいどころか負担に感じる方も少なからずおられるようです。
それはなぜなのでしょうか?

サプライズがどちらかというと苦手と答えた別の方の回答にヒントがあります。

Sさん  10代  女性
感情を大きく出すのが苦手で良い反応が出来ないので、サプライズはあまりして欲しくないです。

Sさんの回答からは、サプライズに対して「良いリアクションをしないといけない」という心理的負担、また自分がそれに応えられない事への申し訳なさが感じられます。多くの労力や時間をかけられると、それに見合うだけのものを自分も返さないといけない気持ちになるというわけですね。
完全に騙されていた場合、また本当に嬉しい企画やプレゼントが用意されていた場合には「良いリアクション」もとりやすいですが、サプライズというものは何となく雰囲気で感じ取れたり、気持ちは嬉しいけど……というパターンが多くあったりするので、面倒になる気持ちも分かります。

他の方の回答はどうでしょうか?

Fさん  20代  女性
大掛かりなものだと、いくら使ったの!?後片付けはだれがするの!?とか色々考えてしまう……。主婦目線ではこうなります。

現実的な見方ですね。これは特に世帯を共にする、家族や配偶者へサプライズをする場合には注意した方がよさそうな点です。

他にもこんな意見があります。

Rさん  20代  女性
大がかりになればなるほど絶対喜ばなきゃいけない感じになって嫌。嬉しいでしょ?すごいでしょ?をアピールされてる感じがするので、サプライズ反対派です。

 これは「良いリアクションを返さないといけない」という点ではSさんと同じ理由ですね。ただそれだけではないようです。
つぎの回答で、別の方が説明して下さったのと同じ気持ちでしょうか?

Tさん ギリギリ20代 女性
「是が非でも驚かせて喜ばせる」という意気込みが見えるような大きいサプライズだと、もはや操作的に見えて嫌なんだよね……。こちらを操作したいっていう無自覚の欲求が根底にあるのが重いっていうか……。

 確かに、本来なら祝われる側が優位であるはずなのに、なぜか祝う側にコントロールされているとしたら、すごく窮屈で不快ですよね。 相手を想うがゆえのサプライズが、いつの間にか祝う側の希望を叶えるためのものになっているのを感じると、急激に冷めたり、嫌悪感を抱いたりする人は少なくないようです。

わたしは、と言いますと、
クリスマス・・・毎年仕事で、その後1人で過ごす。
記念日  ・・・今まで記念日を気にするような人と付き合った事がない。(自分も大まかにしか覚えていない)
誕生日  ・・・元旦なので、祝われた事がほとんどない。
という寂しい人間なので、サプライズでもなんでも祝ってくれるなら全部嬉しいじゃん!という気持ちです(涙)

サプライズのNG事例(なつめの場合)

しかし、そんなわたしでも「こんなサプライズは嫌だ!」という経験をした事があります。今まで挙げた「サプライズが嫌いな理由」を凝縮したような体験なので、一つの事例としてご紹介したいと思います。

その頃わたしは、気の合う同僚4人と毎月カラオケに行くのが習慣となっていた。その中で、誰かの誕生日があると、その月のカラオケの時にサプライズでお祝いするのが定番に。(※1、※2)
何人かのお祝いが続き、誕生日後初のカラオケ会、明らかに次はわたしの番だと分かる状況だったため、(※2)わたしは「祝われるのは苦手だから、サプライズはやめてほしい」とお願いした。(※3)
最初は渋っていたみんなも、「もう誕生日から2ヶ月経つし、今回はなしでお願いします」というわたしの言葉に納得してくれたように見えた。

当日は、いつも通りわたしがみんなを迎えに行ったが、誰もケーキなどを準備している素振りがなかったので安心していた。
カラオケの途中でトイレに立った時に、ついでに車に忘れ物を取りに行こうと思い立ち、コートを取りに一旦部屋に戻ると、みんなが慌てたように何かを隠すのが見えた。(※2)
(あれ?おかしいな……。) と思ったものの、そのまま忘れ物を取りに行き、再び合流。
しばらくするとKさんが、 「Iさん、あれ歌いましょうよ。あの歌。(棒読み)」と言い出し、曲を入れた。
その曲はKさんと一緒にフェスに行った時に、生で聞いて感動してわたしが泣いた曲だった。思い出の曲の登場に少しの違和感……。
イントロが始まり、2人が歌い出した。
「なっつめ、誕生日おめでと♪」
替え歌~~~!!!!!!
聞きながら、これあれか?フェスの時みたいに泣いた方がいいのか?とかぐるぐる考えていたが、もちろん涙は出てこない。(※2)
その後、オリジナルの歌詞カード(ただの紙だけど)を見ながら、振り分けられたパート毎にマイクをまわしながら楽しそうに歌う4人。 1人聞くなつめ。(※4)
2番までガッツリオリジナルの歌詞で、みんなが歌い終わったところで、とりあえず拍手し、「ビックリした~!(※2)サプライズ辞めてって言ったのに~(笑)(※3)」と言うと、Kさんが
「やめてって言われた時には焦ったけど、なつめさんなら喜んでくれると思って! (※3)
続けてIさんが、「もう1回聞きたい?」 と尋ねるので、わたしが「う、うん。聞きたい……(※2)」と答えると、
「そんなあなたに先ほどの歌を録音したCDをさしあげます!」 手作りのCDを手渡された。
「わぁー嬉しい。ありがとう(※2)
「大変だったよねー。録る場所なくて、駐車場の車の中で録音したりして(笑)でも楽しかったね!」とKさん。
聞くと、限られた時間の中みんなで集まり、それぞれにわたしに向けたメッセージを書いてそれを歌詞として編集し、歌を練習して録音するという結構な大作業だった。その苦労話(?)で盛り上がる4人。(※4)
こうして、2ヶ月遅れの誕生日サプライズの夜は更けていった。

 

(※1)……お祝いしたいと思ってくれる気持ちが嬉しいのに、祝うのが義務になってしまっていては、祝われる側には申し訳なさしかない。

(※2)……サプライズなのに、サプライズ出来ない。雰囲気で祝われる事が分かってしまう。それなのに、「驚いてほしい」そして「もっと喜んでよ」というみんなの期待の眼差し。精一杯応えようとするものの、自分の大根役者っぷりが憎い。

(※3)……本来なら私の希望を叶え、喜ばせるための企画のはずが、「サプライズはやめてほしい」というわたしの意思は完全に無視され、祝う側の意思が優先されている。もはや誰のためのサプライズ?

(※4)……相手に内緒でみんなで相談、準備した事による一体感、達成感が周りに充ちている。一方、主役なはずのわたしの、この仲間はずれ感、孤独感は何っ?!わたしだって一緒にワイワイ準備したかったよ。絶対祝う側の方が楽しいやつじゃんかよ!!

まとめ

サプライズが好きな人が多数派ではありますが、サプライズを望まない人がいるのも事実。
相手がどちらのタイプか、しっかり見極めた上で、相手に合った祝い方をするのがやはり大切ですよね。
その上で、サプライズすると決めたなら、以下の点に注意する必要があると感じました。

・相手の気持ちや予定を無視した計画を立てない。(あくまでも主役は相手)
・複数人で準備する場合には、自分たちだけが楽しむための企画になっていないか意識する。
・大切なのは相手を喜ばせたい、お祝いしたいという気持ち。
・相手が思ったより驚かない、喜ばない場合でもガッカリしない。ましてや怒らない。

 

これらの事を踏まえると、大規模な計画は避けて、小さなサプライズを行う方が良いように感じます。
たくさんの時間や労力、お金を費やすれば、やはりそれだけ相手に期待するものも大きくなるのは当然の事。それぞれ、自分の身の丈にあったサプライズをする事で、相手にリアクションを強要する気持ちも薄れますし、思ったような反応が得られなくても、笑ってスルーできる余裕が出来るので、祝われる側も素直な気持ちで応じられるのではないでしょうか?

それから、これはこの記事を書く中で個人的に感じた事です。サプライズって「お祝いごとの時だけの為のもの」と考えがちですが、本当はそんな大層なものじゃなくても良いのではないでしょうか。
例えば、会えないと思っていた日に思いがけず会うことができたとか、疲れて帰ってきた日にお風呂掃除が済ませてあったとか、日常の中にある本当に些細な事柄も、意識しだいでは立派なサプライズになるのでは?
特別な事をしようと気負わずに、日々の小さなサプライズを大切にして、相手を喜ばせたり素直に喜んだり出来たら、毎日が幸せだなと個人的には思います。

蛇足ですが、今回のアンケートで回答理由を答えて下さったのが、全て「どちらかと言うと嫌い」派の方だったのは興味深かったです。
(好き派のIさんには私の方からむりやりインタビューしました)
少数派が生きにくい世界で、サプライズで嫌な思いをした事のある方達が声をあげたくなったのか、はたまたしっかりとした主張のある方達だからこその反対派なのか。

何にせよ、アンケートにご協力頂いた総勢81人の皆様、本当にありがとうございました。

好き派が7割だけど、理由を述べるのはほぼ嫌い派…というのが、とても興味深い結果。そして、嫌い派のコメントが、「大きなサプライズがちょっと…」という論調なのも興味深い。大きなサプライズに窮屈感を感じてしまう人が、一定数いる模様ですね。なんか私に似た人もコメントしてますね…。

次回予告
12月28日(水)はトフィーの小ネタ更新です!

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