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仕事の進め方をモチベーションエリアの観点で観察

皆さまごきげんよう、トフィーです。本日の話題は「草食系職場における肉食系社員」についてです。いわゆる「草食系男子」「肉食系女子」のことではありません。「金銭的報酬以外の何がその人のモチベーションになっているか?」によって、草食と肉食で分かれるそうです。

 まずはこちらのコラムをご覧ください。

 たとえば、挑戦することでやる気が上がりやすい人のモチベーションエリアは「目標達成」だ。仕事を任されたいと思う人は「自律裁量」、より大きな仕事をすることに意欲を掻き立てられる人は「地位権限」というようになる。

 一方で、周囲の人と協調していくことが心地よい人は「他者協力」、安定しているかどうかに敏感な人は「安定保障」、公私のバランスがとれていることを何よりも優先する人は「公私調和」にモチベーションエリアがある。

 これら6つのエリアのうち、「目標達成」、「自律裁量」、「地位権限」の3つを「牽引志向」と名付け、肉食系と呼んでいる。

 一方、「他者協調」、「安定保障」、「公私調和」の3つには「調和志向」と名付けて、草食系と呼んでいる。

 

diamond.jp 

このモチベーションエリアの話、実体験と照らし合わせても、結構腑に落ちます。「あー確かにこんな感じで分かれるわ」という実感があります。

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そして職場内に同じタイプの人が多かったり、影響力や権力の強い管理職がいたりすると、職場全体のカラーとして浮き上がります。そこに異なるモチベーションエリアを持つ社員が入ると、良くも悪くも波風が立つようになります。うまくマネジメントできれば「ダイバーシティ(社員の多様性)の推進」になるのでしょうが、現実的にはなかなか上手くいかないものです。

草食系職場の肉食系社員

職場にて起こったことです。

ある日、総務部のプリンターに不具合が起きました。それに気づいた総務部社員Aが、情報システム部に「プリンターの不具合が起きたので相談したいのですが、管轄はそちらですか?」と聞きました。情報システム部からは「違います」という回答だったのですが。

そのやり取りを一部始終見聞きしていた上司Bが、Aを咎めました。

Bは、「まずは部署内で確認できることをしてから、それでもわからなかったら他部署に尋ねなさい」と言いました。
備品によっては、A・Bが在籍している総務部が管轄担当している場合もあるためです。

(余談ですが、総務部は備品全般の管理を、情報システム部はPCを始めとする電子機器を管轄していることが多く、プリンターみたいな備品だとどちらの管轄か曖昧…なんていうのは会社あるあるですよね。)
そのため、気軽に他部署に問い合わせをすると、以下のような問題が発生します。

・他部署の人の業務を無意味にストップさせることになる
・「自分のところの仕事のくせに、自分でわからないのか」と不興を買う可能性がある

だから、部署内でわかるかもしれないことを調べもせず、他部署に問い合わせてはならない、と、BはAに言いたいわけです。

しかし、Aは「会社としてどこが管轄なのかを確認しただけです」と返答。
BはBで、理論的に指摘を組み立てて話すことが苦手のため、上述したような「やってはいけない理由」を述べることができず、Aは困惑するばかり。

しかも、その備品の正しい担当について、Bも把握・即答できる状態ではなかったのです。
だからAが一番知りたい「この備品の担当はどの部署なのか?」を、Bは答えられないため、Bの指摘の妥当性が揺らぐばかり。

結局、Aが完全な納得に至っている様子はありませんでしたが、上司―部下という関係上、自ら折れて「気を付けます」と謝罪することで、終着しました。

その後、Aは、「Bは深く考えないまま行動する」と評価していたのでした。

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このとき私は、「Aは「目標達成」的、Bは「他者協調」的な仕事の進め方をするなぁ〜 」という感想で、面白がって眺めていました(笑)

会社そのものが他者協調的な雰囲気があり、一見穏やかな空気ではありましたが、根回し文化も強い社風でした。そこで長く勤続しているBも、普段から根回しを当然とした仕事の進め方をしていました。側から見たら些細なことも、常に部長に確認していました(部長がそれを求めるから仕方ないのですが)。

Aは最近転職してきた中途採用組。良くも悪くも猪突猛進的なところは見受けられました。仕事を完遂するために、最短ルートを行こうとします。そのせいで、「これをこのまま進めたら、◯◯さんあたりの不興を買いそうだな」と立ち止まることをしない人でした。

私はこの後すぐに退職してしまうので、Aがその後どうなったかわかりませんが、あまりにも社風と異なるために、「今後大変だろうな」と前途を案じてしまうのでした。

 そんな私も肉食系社員

 私は間違いなく「自律裁量」型の肉食系社員です。仕事の目的と、締め切りだけ伝えられて、「あとは自分のやりたいようにやっていいよ」と言われるのが一番やる気が出ます。何ならできれば上司の目がない場所で仕事したい(笑) ほんっっっっとうにマイクロマネジメントされるの大嫌いなんですよねぇ〜…。

だから、私も、上述した会社では少し異質な存在だったと、今では思います。というか扱いづらい社員だったと思います(笑)

そのせいなのか、私個人としては、Aとペアを組んで行う仕事は、結構やりやすかったのですよね。私は「今の仕事をもっと改善できるか模索したい」、Aは「考えられる最短ルートを進めたい」という仕事の進め方の欲求があり、「きっとこうやったら一番効率的ですよね」と合意したあと、脇目も振らず実行するのは、とても楽でした。

Aが入社してくるまで、周りと自分が違いすぎて、何かとイライラすることも多かったのですが(笑)

職場を知り己を知れば…

自分に合った職場で働けると、驚くほど仕事へののめり込み感や充実感が変わるものです。その反対に、自分に合わない職場ではモチベーションも落ちます。周囲からの影響を受けやすい人ほど、職場の雰囲気が自分に与える影響をバカにしてはなりません。

こう言うとまるで「自己の不遇を職場のせいにしていい」と言っているように聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません。「自分に合う職場を選ぶことも自分の責任」だと私は思っています。そのためには自分が何を求めているのかを知り、それが実現・推奨される職場はどこなのか…を、きちんと選択すること、選択できるだけのスキルを身につけること。

新卒入社から定年まで一社で勤め上げることが難しくなっている昨今、「適切なタイミングで別の環境を求める力(求めてもらえる力)」も、現代の社会人に必要なスキルの1つだと考えています。

わたしはどちらかと言うと草食系で、他者協調型の部分が大きいような気がします。人と仕事をする上で、よく「自分だったら……」という視点で考えるのですが、タイプが違う相手には全くモチベーションの上がらない、見当違いな接し方になってしまうんですね!勉強になりました。

次回予告
1月25日(水)はトフィーの小ネタ更新です。

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