励まし上手になるために~「頑張れ」という前にすべきこと~

なつめです♪
落ち込んでいる家族、受験や重要な仕事を控えた友人、同僚から悩みを打ち明けられた時、あなたはなんと励ましの言葉をかけますか?

わたしは何と言葉をかければ良いか迷うことがよくあります。
そこでこんなアンケートを実施してみました。

励ましの言葉をかけられるなら、どちらがいいですか?

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回答してくださった方の実に3/4以上が励ましの言葉として、「頑張れ」よりも「無理しないで」と言われたいと思っている、という結果に!
その理由としてはこんな声が上がりました。

・「無理しないで」の方が心配してくれてるのが伝わってきて、かえって「頑張ろう」って思える。
・「頑張って」だと、行動を急かされているように感じる。
・自分では頑張っているつもりなのに「頑張って」と言われると、まだ頑張りが足りないんだと思ってしまう。結果、精神的にきつくなった経験があるので、頑張っている人に「頑張れ」と言うのは酷だと思う。

頑張れと言われることを負担に感じる方が多くいるのが伺えますね。
この意見わたし自身とても納得しました。わたしもやり過ぎてしまうところがあるので、「頑張れ」と言われると血反吐を吐くまでやってしまう可能性があります(笑)そんな時、ストッパーになるような励まし方をしてくれるととても嬉しいです。

と言うわけで今回の記事をまとめると……
「みなさん、励ます時は頑張れとは言わずに無理しないでって言いましょう!」
それではみなさんまた来週~(・ω<)-☆

 

……とは勿論ならないわけです。

「頑張って」と励まされる方が良いと答えた人が22%もいる以上、この部分は見逃せない!
少数派ではありますが、どちらかといえば「頑張れ」と言われたいという声をあげてくださった方もいます。

時と場合によるけど、変に気遣いされるのはこそばゆいから。無理を多少すれば乗り越えられる場面で、「頑張れ」と言われると励みになると思う。

この意見、「時と場合、場面による」という言葉は一つポイントになってくるような気がします。
実際わたしも、「頑張れ」と言われて辛い気持ちになった事もあれば、嬉しい気持ちになった事もあるのです。
同じ言葉なのに不思議ですよね。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。
2つの状況を比較しつつ、考察してみようと思います。

 

久しぶりに会った友人T子(仮)との会話(パターンA)

なつめ、最近どう?

うーん。ちょっと仕事が大変になってきて、追いつめられてる感じはあるかな。

大変だね。でも、なつめならやれると思うよ。頑張って

T子のなつめに対する励ましは、善意のもので、そこにはなつめに対する信頼感さえ現れています。それはなつめにも分かっているのです。しかし、この場面ではなぜかなつめの中にもやっとしたものが残りました。
別の場面も見てみましょう。

久しぶりに会った友人T子(仮)との会話(パターンB)

なつめ、最近どう?

うーん。ちょっと仕事が大変になってきて、追いつめられてる感じはあるかな。

今って〇〇系の仕事だっけ?負担増えてきた感じ?

そうなの。この四月から私と同じ職種の後藤さんが、昇進して偉い人になっちゃって。ただでさえ今までもフォロー大変だったのに、新しい人置かずに兼務で行くみたいで、その部分の負担がかなりわたしの方に来ちゃってるんだよね。

うわ……自分の仕事プラス、そっちのフォローもしないといけないの?それめちゃくちゃ大変そう!

そうなの!それなのにこの時期にパソコンのシステム入れ替えで、今までExcelで作ってたデータやプランを手打ちで100人分くらい移行しないといけなくて……。

それは追い詰められるわ……大丈夫?

うん。ちょっと締め切りに追われてネガティブになっちゃってるけど、これ乗り越えたら楽になると思うんだよね!

大変だね。でも、なつめならやれると思うよ。頑張って

なつめはT子の励ましに、よし!やるぞという気持ちになり、元気が出たようです。
最初と最後のT子のセリフは全く同じ。……とすると、大事なのは励ましの言葉そのものと言うよりは、その過程なのではないでしょうか?
パターンAとパターンBでは何が違ったか、わたしなりにまとめてみました。

①相手の状況をよく知る

自分がどんな状況に置かれているか、それをどんな風に感じているか、それを知らない人からの励ましやアドバイスはどれも上辺だけの言葉に思えてしまうもの。それを知るためには安易に言葉を発する前に相手の話に耳を傾ける事がやはり大切なのだと思います。

②相手の性格や気質をよく知る

励ます相手は責任感が強く、無理をしやすい性格なのか、それとも背中を押してもらえる事が力になるタイプなのか。それを考慮せずに通り一遍の励ましの言葉をかけても、相手にフィットしないばかりか、先の意見でもあったように、頑張り屋の人を追い詰めてしまい、取り返しのつかない結果になってしまう事さえあり得るのです。

③相手の感情に寄り添う

話を聞いた上でまずは相手の感じている事を受け止めるというワンクッションが非常に大切だと思います。できれば相手の立場に自分の身を置いて感情移入してみる。そうすると自然と、相手が追い詰められていたり、不安に感じていたりする気持ちへの理解ある言葉が出てくると思うんですよね。①②で理解した事を自分のうちだけに留めるのではなく、実際に「あなたの状況や性格を理解してますよ」と、相手に伝わるような仕方で示すと、「分かってもらえた」それだけで心が楽になるような気がします。

④その上で出た言葉であれば、どれも正解!

①②③のステップを端折らず、しっかり踏んだ上での言葉であれば、「頑張って」も「無理しないで」も、励ましの言葉として間違っていないような気がします。
例えば、パターンAで「無理しないで」と言われたとしても、「そんな事言ったって頑張らないといけない状況なのに、T子は何を呑気な事言ってるんだ」となつめはもやっとしたと思うんです。
逆に、パターンBの場合、最後のT子の言葉が「無理しないでね」だったとしても、なつめは「T子はわたしの事気遣って心配してくれてる。もうちょっと頑張ろう!」と前向きな気持ちになったのではないでしょうか。
大切なのは、かける言葉ではなく、それまでの傾聴し、共感する姿勢。その上で、「その人個人」に向けた励ましであるという事だと思うんです。

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以上の考え方を踏まえて「無理しないで」と励ましてほしいという意見をもう一度振り返ってみると、こうも読みかえることができます。

・無理をしがちな自分の性格に配慮してくれているのが伝わると、かえって「頑張ろう」って思える。
・自分のペースをちゃんと分かって、それに応じた励まし方をしてほしい。
・自分の頑張りをきちんと知って、それを認めた上で励ましの言葉をかけてほしい。

「頑張れ」という励ましの言葉、決して悪くないと思います。ただその言葉をかける前に、聞いて、理解して、受け止めた事が相手に伝わるようにする、その上でオーダーメイドの励ましの言葉をかけるのが大切なのだと思います。
※但し、精神疾患などによっては「頑張れ」という言葉が禁忌の場合もありますので、その辺りは個々で配慮して頂ければと思います。

実践となると、考察通りにはうまくいかないのが現実。それでも、何も出来ない私に自分の気持ちや状況を打ち明けてくれる人がいるのって本当に嬉しいことです。話を聞くこと、分かろうとすることで、少しでもその人の気持ちを軽くできてたら良いなぁと思っています。

最後になりましたが、アンケートにご協力下さった方々ありがとうございました!!

オーダーメイド、確かに!なるほど、と、膝を打ちました。相手を慮る気持ちを持って、話を受け止めてからの、「頑張れ」「無理しないでね」は、どちらも心があって良いですよね。そういう人間関係を築きたいし、自分もそうありたいものです。(ところでT子さん私ではありません。台詞の代役です。笑)

【次回予告】4月12日(水)
なつめによる小ネタ更新予定。

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