日本人は今すぐ人間観察をやめよう

なつめです。「人間観察ブログ」というテーマを揺るがすかもしれない気付きがあったので、今日はそれを発表したいと思います。

友人から相談を受けていた時の事。
「そうなの!なっちゃんって本当に、私の言いたい事を言葉にするの上手いよね」
こんな風に褒められました。
わたしが特別語彙力や理解力があるとは思えないのですが、それでも話していて、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人が多いと感じます。
わたしが人間観察をする理由の一つには、そういう人たちの、性格や傾向、また出来事の背景から、その人が言いたい事、どうしてほしいのかを汲み取ろうとしている所があるのかもしれません。
だって、「空気読んでよ」とか「雰囲気で察しろよ」みたいな場面、多すぎません?!

曖昧な日本語

フィリピン人で、母国では英語の先生をしていた女性が、
「日本語って本当に難しい」
とぼやいていました。
どの辺りが難しいのか尋ねると、同じ言葉でもその時々で意味が正反対になる場合がある語句を見極めるのがとても難しいとの事。
例えば客人に対して「この部屋暑いですか?」と訪ねたところ「結構です(ちょうど良いです)」と相手は答えたそうです。
ところがその後、手土産を持たせようと「これあげます」と言うと「結構です(いりません)」との返事。
OKなのか、NOなのか、分からず彼女は困惑してしまったそうです。

同じ言葉でも使う場面や、相手の表情、語調で意味を察する。これは時にわたし達日本人でも難しい事があります。
さらに、手土産を渡そうとする時の「結構です」が「NO」という意味だという事は理解できたとしても、それが本当にいらないという意味なのか、本当はほしいけど遠慮しているだけなのか、そんな事まで考え出すともう頭パンクしそうになりますよね。
でも、ある人が言うにはこの「白黒つけず、曖昧にぼかす」のが日本語の美しさらしいのです。

その文化ゆえなのか、思えば私たちは学校でも「観察する」「読み取る」方の訓練ばかり受けてきたような気がします。
例えば、国語のテストに出た「この時の作者の気持ちを答えなさい」という問題はその代表的なもの。
行間を読み取って、主人公の気持ちのさらに上をいく、作者の気持ちまで察するなんて、ちょっとしたエスパー育成訓練です!
確かに、こうやって日々色々な人の言葉に触れ、その人の意図を汲み取ろうとする事で、わたし自身もある程度は「空気の読める人」になれたような気がします。
でもね、やっぱり私たちってエスパーではないんですよね。言葉にされない気持ちを汲み取るのには限界がある。変に深読みしてしまって、かえってギクシャクしてしまう事さえあるわけです。
でも、円滑なコミュニケーションに「察する」事は欠かせない。では、どうすればよいのでしょうか。

日本人は今すぐ人間観察をやめよう

他の国の人たちとはっきり比較した訳ではありませんが、前述した「曖昧さ」を持つ日本語の特徴や、読解中心の教育から、日本人は人間観察をしすぎなのではないかと考えました。
おっと、おっと、人間観察ブログ終了か?!
……という展開ですが(笑)
そうではなくてですね、人間観察にあてている努力を、少しだけ表現力を磨く方に振り向ければもっと円滑に意思疎通を図れるのではないかと考えたのです。

わたしの元上司でこんな話し方をする人がいました。
「なかなかそういう所が疎かになってきてるけど、もうちょっと早い段階からあれ出来たんかなって……」
これ私が内容を伏せたとかじゃなく、本当にこんな話し方なんですよね。聞いてる方は、「そういう所ってどういう所だよ!?」「あれって何だよ!!」「語尾の……に何を吸収した??」と心の中では盛大に突っ込んでいるのですが、声に出して
「はっ?何言ってるんですか?ちゃんと日本語で話してください」
とはもちろん言わないわけです。
文脈やその上司の普段の思考パターンから「恐らくこういう事が言いたいんだろうな」と汲み取って察する。必要な場合は口に出して確認する事でコミュニケーションが成り立っていました。
でも、この上司がもっと明確に自分の言いたいことを表現出来たとしたら?観察したり、汲み取ったりするために、過度に労する必要はなかったと思います。
読み取る力だけでなく、今まで見過ごされがちだった、表現力、語彙力を鍛えるトレーニングもバランスよく行っていく事で、誤解のないコミュニケーションが行えるのではないでしょうか。

ですから、人間観察ブログ、やめません!!(笑)
観察して、察した事を「なんとなく」の言葉で自分の中に留めておくのではなく、例えしっくりこなかったとしても、近い言葉に置き換えてアウトプットしていく。このブログはわたしの表現力を鍛える場にもなっているんです。

何度か触れた事がありますが、このブログの名前「干物女子大学 人間観察ゼミ」は、読者の皆さんにも参加してもらい、気付いた事を自由に話せる場にしたいというコンセプトから生まれました。
ゼミ生は2人ではなく、あなたもゼミ生!のつもりです。もちろん干物女じゃなくても、男性も、歓迎です。
難しく考えずに自由に表現する事の出来る場にしていきたいと思うので、これからもご協力お願いします♪

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相手の機微から、いかに先回りして「正解」の行動や発言をするか…このような苦労が減ったら、どれだけ伸び伸びと日々を暮らせることか!
この記事での指摘の通り、「相手と角を立てないように」、と、直接的な表現を避ける風潮が行き過ぎて、逆に深読みの誤解や、無駄な気苦労を負っている側面もあると思います。みんな、もっと素直にアウトプットしてこうよ!
というわけで、なつめさんも言っているように、干物女・干物男・それ以外の男性女性の皆さんも、当ゼミ室へのご参加大歓迎です♪

次回予告
4月26日(水)はトフィーの小ネタ更新です。

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