「仕事に学歴は関係ない」という言葉の残酷さ

お久しぶりです、トフィーです。「仕事に学歴は関係ないんだよ」と嬉しそうにグダ巻いている方を飲み屋でお見かけしたので、「あなたが言っている言葉の真の意味は、こういうことなんですよ」と内心で思っていたことを、記事にします。

「仕事に学歴は関係ない」という言葉の残酷さ

この言葉、大人が好き好んで使います。要は「学歴が低くても、努力次第で仕事で活躍できる」というポジティブな文脈で使われます。
しかし、この言葉に潜む残酷さについては、あまり語られていないように思います。

確かに学歴に関係なく、人は仕事で活躍できるものです。極端な例を挙げるなら、芸術のような領域では学歴がいかに無関係か、想像しやすいと思います。
それは頭脳労働でも同様で、学歴は関係ないことがあります。言ってしまえば「地頭の良さ」で勝負する人達です。

本当に地頭が良い人というのは、常人では辿り着けない思考の深さや広さ、思考スピードを持っています。それを着実に仕事の成果に結びつけるのです。

私の会社の社長がまさにそういう人です。学歴はあまり高くないのですが、業界でも地位を築いていて、他の東大卒の重役から「天才だ」と言われるような人です。

社内の日常の一風景

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アートの領域

学力というのは、教育学という科学分野で扱う領域であり、科学(サイエンス)である限りは再現可能=他者への伝達が可能、ということになります。
一方、天賦の才というのは、先天的な器質の恩恵によるものであり、属人的で芸術(アート)に近い領域です。うちの社長の思考の凄さは後者の能力です。

「仕事に学歴は関係ない」、確かにそうです。しかし、それは低学歴を救う言葉ではなく、「学歴が低い高い、努力したしないに関係なく、大多数の常人を圧倒する人が仕事の現場にはいる」ということであり、そして「それは他の人では再現不可能な、天賦の才である」という残酷な事実の裏返しなのです。

私自身は、人は成長するし変化する生き物だと信じています。しかし、そうした凡人の成長では追いつけない領域があることもまた、現実のこととして受け止めています。